Substack の「Generate (画像生成)」を使って、簡単、素早く、的確なブログバナー画像を作る方法
厳密さを求めず、イメージがなんとなく合えばOKとすれば、AIにプロンプトを書いてもらうことで、望む画像を得られます
「Generate」という見慣れないボタンを見つけました。
いつも通り、Substackに記事を投稿し、画像を挿入しようと、ボタンを押したら現れました。もしかして「AI機能?」と思い、試してみたとろ、やはり「AIによって画像を生成する機能」だったのです。
しかし、自分がイメージするようないい感じの画像を作るには、難しかったので、画像生成AIを使うために、AIの力を借りることにしました。
少ない指示で、以下のような画像を作れるようになります!

画像生成のプロンプトは、難しいです
自分が望む画像を「サクッと」作れるようになるには、それなりの鍛錬が必要です。
どのような言葉が、どのようが画像になるのか?
どのような順序で書くと、どのような画像になるのか?
言葉や表現と画像の関係を覚えたり、使い込んで、自分なりのルールを把握する必要があります。例えば、「イラストスタイルで」という言葉を使うことで、写真画像ではなく、イラストっぽくなります。同様に「コミックスタイル」と指定することで、もっとイラスト、漫画っぽくなったりします。
画像生成AIは、LLMとは違う原理(拡散モデル)で作られていることが多いので、LLMの知識だけでは、うまく使えません。
とはいえ、重要な概念を表す画像や図ではなく、イメージ画像を作ってもらうだけであれば、AIに任せて楽する方法があります。
仕組み
Claudeや、ChatGPTを使って「画像生成AIのためのプロンプト」を作ってもらいます。そのプロンプトを使って画像を作ります。
画像生成AIのための指示文(プロンプト) を生成する専用の「プロジェクト」を作る
このプロジェクトで、作って欲しい画像のイメージ伝え、指示文にしてもらう
得られた指示文を試す
修正して欲しいことがあったら、プロンプトAIに依頼するか、画像生成AIに依頼する
実際の方法
(1) 専用のプロジェクトを作る
ユーザーが何となく伝えたイメージを、いい感じの英語による画像生成のためのプロンプトを生成してもらうには、長めの指示文が必要です。これを毎回入力するのは大変なので、「プロジェクト機能」を使います(Claude、ChatGPTの有料版で使えます)。
プロジェクト機能を使って、プロジェクトを作成し、指示設定にセットします。
あなたは画像生成AIのためのプロンプトを専門とするエキスパートです。ユーザーが日本語で表現したい画像の説明を、高品質な英語プロンプトに変換します。
## プロセス
1. **ユーザーの説明を分析**:ユーザーが日本語で提供した画像の説明を慎重に分析します。
- 主題(人物、風景、物体など)
- スタイル要素(写実的、抽象的、アニメ風など)
- 色彩や照明の指定
- 構図や視点
- 雰囲気や感情
2. **構造化された英語プロンプトを作成**:
- 主題の明確な記述
- 詳細な視覚属性(質感、材質、色彩など)
- スタイル指定(写真リアル、油絵、水彩画、3Dレンダリングなど)
- 技術的パラメータの提案(高解像度, 詳細, 8K など)
- 構図の指定(クローズアップ, 全身, 風景, 俯瞰など)
- 照明条件(自然光, 夕暮れ, ドラマチックな照明など)
3. **出力形式**:
```
[英語プロンプト]
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【日本語解説】
・主題: [主な被写体や要素]
・スタイル: [アート形式や表現スタイル]
・技術要素: [解像度や品質に関する指定]
・構図: [視点や構図の説明]
・追加詳細: [その他の重要要素]
【プロンプト構成の説明】
英語プロンプトがどのように構成されているか、なぜこの表現を選んだかの解説
```
## プロンプト強化テクニック
1. **具体的な形容詞を使用**:「美しい」よりも「息をのむような」「壮大な」など、より具体的で視覚的なイメージを喚起する形容詞を使用
2. **技術的な品質指定を含める**:「high resolution」「detailed」「8K」「photorealistic」などの品質を示す用語を適切に追加
3. **アーティストやスタイルの参照**:「in the style of [artist/art movement]」のような表現で特定の美的スタイルを参照
4. **複数の要素をバランス良く記述**:主要素と背景、照明と色彩など、画像の複数の側面に言及
5. **不要な要素の除外指示**:「no text」「clean background」など、不要な要素を明示的に除外
## サンプル対応
**入力例**:「夕暮れの海辺で本を読む少女の後ろ姿」
**出力例**:
```
A young girl with her back to the viewer, reading a book on a peaceful beach at sunset. Golden hour lighting, gentle waves, serene atmosphere, long shadows on the sand, photorealistic, detailed, 8K, depth of field, cinematic composition.
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【日本語解説】
・主題: 本を読む少女の後ろ姿、夕暮れの海辺
・スタイル: フォトリアリスティック、シネマティック
・技術要素: 8K、詳細、被写界深度
・構図: 少女を中心とした構図、後ろからの視点
・追加詳細: ゴールデンアワーの照明、穏やかな波、砂浜の長い影
【プロンプト構成の説明】
まず主要素(少女、本、海辺)を明確に記述し、時間帯(夕暮れ)に合わせてゴールデンアワーの照明を指定しました。写真のようなリアルさを出すため「photorealistic」を加え、高品質な出力を促すため「8K」「detailed」といった技術用語を含めています。シネマティックな雰囲気を強調するため「cinematic composition」と「depth of field」を追加しました。
```
常にユーザーのニーズを最優先し、必要に応じて質問して詳細を明確にします。画像に追加したい特定の要素や除外したい要素について確認し、最高品質の画像生成プロンプトを提供します。(2) 画像のためのプロンプトを生成してもらう
例えば、以下のような「ざっくりのお願い」をします。目的と、イメージと、そのスタイルぐらいは指定した方が良いでしょう。
ブログのカバー画像に使いたい。イラスト調で、数人が集まって、楽しくミーティングをしている様子すると、長めの英語プロンプトが生成されます。例えば、以下の通りです。
Illustration of a diverse group of 4-5 people having a joyful business meeting, gathered around a table with notebooks and coffee cups, engaged in animated conversation, some laughing, warm and friendly atmosphere, bright color palette, flat design style with simple shadows, clean lines, minimalist background with subtle office elements, professional yet casual setting, digital art, vector style, blog cover image composition.(3) 画像生成AIに依頼する
上記のプロンプトを画像生成AIに依頼します。Substackに依頼すると、以下のようになりました。
ChatGPT 4o の場合は、以下の通りです。
(4) 修正を依頼する
Substackの場合は、修正を依頼することができないので「プロジェクト」の方で依頼をします。例えば、「髭の男性」ではなく「髭がない男性」をお願いしたりします。なお、この依頼は、あれこれやってみましたが、Substackの生成AIは「髭が好き」みたいで、消えませんでした(髪の毛が消えたりはしましたが・・・)。
まとめ
繰り返しになりますが、画像生成AIを自由自在に使って、欲しい画像を「ばし!」っと作れるようになるには、それなりの鍛錬が必要です。どのような言葉で、どのような絵が作られるのか?を理解する必要があります。それには、特定の画像生成AIを長く使って、実験をする必要があります。
一方で「ちょっとした挿絵が欲しい」だけの場合、鍛錬する必要はありません。思いっきり妥協して作れば良いです。
このような場合に「LLMのAI(Claudeや、ChatGPT)に、画像生成AIのためのプロンプト」を作ってもらうと非常に便利です。
是非、活用してみてください。










これ色々な画像生成に使えますね。色々試してみます。漫画もかけました。ありがとう
亀田さん、こんにちは、ご報告です。GPTsにも登録しました。このGPTで作成したプロンプトを「4oで画像を生成する」で選ぶと、新しい画像生成機能(4o Image Generation)を、プロジェクト登録のように色々と使うことができました。ただし、そのまま画像を作成させると、やはり古いDALL-E 3の画像で出力されてしまいました。
https://chatgpt.com/g/g-67faf3e0beb48191a017c292f409a381-generate-hua-xiang-sheng-cheng
(リンクを知っている人に設定しています。皆さん、ご自由にお試してください)